どんなに美容院で上手にカットしてきても、ちゃんと乾かさなくては髪がまとまりません。
ただ、いろいろな理由(時間や手間)などで、案外適当になってはいませんか?
そんなヘアドライについて、お届けいたします。
梅雨時や、雨の日。
髪をセットしてもうまくまとまらなかったり、スタイリングが上手くいっても家を出て数分で崩れてしまったりクセ毛の方は、いつも以上にクセが出てしまったり、髪が膨らんでしまったり、梅雨時になると憂鬱だなって思われてる方も多いのではないでしょうか?
雨の日はなぜ髪がまとまらない原因は、髪のダメージにあります。
髪の毛の構造は、よく「手巻き寿司」に例えられますが、
「芯(具)」のことを「メデュラ」と言い 、「皮脂(ごはん)」を「コルテックス」そして、「表皮(のり)」が「キューティクル」の三段構造になっています。
髪、本来の細胞である「芯(具)」があり、その周囲に養分の「皮脂(ごはん)」があり、それらを包み込むように「毛表皮(のり)」があるという考え方です。
髪がなんらかのダメージを受け、傷んだ場合、髪表面のキューティクルが剥がれてしまいます。
キューティクルが剥がれてしまった部分は、毛皮質がむきだしになり、髪内部の水分や栄養が流れ出てしまうため、乾燥してしまいます。
こうして水分調節が上手にできなくなった髪は、空気中の水分を吸い込んでしまうため、うねりや広がりを生んでしまうのです。
ヘアドライの基本は、しっかりとタオルドライです。しかし、ごしごしと力まかせにすれば良いというわけではありません。タオルをこすり合わせるのは、髪が痛む原因になるのでNGです。
タオルドライで重要なのは、タオルが湿ってきたらタオルを取り替えることです。
(タオルドライが終わったら、あれば流さないトリートメントをつけるとより効果が期待できますね♪)
しっかりとタオルドライができたら、いよいよドライヤーです。
まずは根元から乾かしていきましょう。
頭を倒して前に引っ張るようにして、頭のうしろ→真ん中辺り→センターで左右に分けて、左の髪は左側に、右の髪は右側に引っ張りながら乾かします。髪は必ず4本の指でつかんで、少し引っ張って乾かします。
後ろから前に向かって乾かしていくのもコツです。
そして、ドライヤーを前からに持ち替えて、後ろの生え際→サイドと乾かしていきます。
ここで大事なのは、根本が立ち上がる、ということです。
横の髪は、前から風を当てすぎたり、最初から下に引っ張ったりすると必ずハネます。
次にドライヤーを後ろからに持ち替えて、耳の後ろを乾かします。
膨らみやすい人は根元をつぶすように引っ張るのがポイントです。
次にこめかみですが、ここはクセのある方が多いです。
逆方向に思いっきり引っ張りながら乾かしてください。
そして、トップへ。トップは、貞子のように、頭を下げて、後ろから前へ。
次に前髪ですが、前髪は、大切ですね。
上からあてると、丸みのないシャキーン前髪になり、前からあてるとぱっくり分かれてしまします。
コツは、左から右へ、右から左へ(9:1分けのように)、そして最後に上から下ろす程度で乾かします。
すると、ふんわり前髪ができあがります。
これですべての根元が乾きました。あとは、中間から毛先を、4本の指で引っ張りながら、ドライヤーの風は髪と平行に、後ろから前へとです。そうすることで、キューティクルが整いながらクセが伸びて艶がでてきます。
内巻きを意識して手を動かしてください。
完成です!!!
ちなみに、髪や頭皮に必要な水分まで奪ってしまうほどの乾かしすぎは危険です。
「濡れていると傷みやすい」と聞くと、「完全に乾かさねば!」という気持ちにもなりますが、ドライヘヤーや頭皮のかゆみにつながってしまいます。髪が8割くらい乾いたかな〜くらいで、やめておきましょう。あとは自然に乾くまで、髪をひっぱったり結んだりしないように気を付けておけばOKです。
もうすぐ夏ですね。夏のお風呂上がりのドライヤータイムは苦行の時間です。せっかくお風呂に入ってさっぱりしたのに、また汗だくで悲しい、、、という方は多いのではないでしょうか。
また、ドライヤーの消費電力は家電製品の中でも最大クラス!
もし、効率よく時短できるのであれば、ぜひ実践するしかありません。
まず、前述でありました、④までのタオルドライは完了したものとします。
時短の裏技は、フェイスタオルを頭からかぶり、その上からドライヤーを充てて乾かす方法です。
いったんタオルに吸収させた水分をドライヤーで蒸発させるという原理で、タオルの中がカラッとしたサウナのような状態になり、ドライヤーの使用時間がいつもの半分程度まで短縮できます!
タオルが熱くなり過ぎないよう、小刻みに手を動かすのがコツ。
ドライヤーの熱を直接髪にあてないので、髪にも優しく、家計にもやさしいドライヤーの使い方です。
もう一つの裏技は、洗面所では乾かさないということです。
浴室近くの空間は高温多湿になっています。このような湿度が高い場所でドライヤーをあてても、乾いた髪に水分がつき、その水分をとばすために、またドライヤーをあてる… という矛盾が生じてしまいます。
ドライヤーを使うときは浴室から離れた場所で使う。
もしくは、浴室室近くで使う場合には、換気を十分に行い湿気がたまらないようにしましょう。
ヘアドライ、髪に負担をかけない、いろいろな方法がありました。
自分に合ったできる方法を探しながら、髪年齢を若く保ちたいですね。
髪は、女性の象徴でもあります。
髪年齢で、実年齢よりも若く見られたら、ラッキーですね♬