少し前から、イヤリングが流行っていますね。アクセサリーショップではイヤリングコーナーも増えてきました。また、穴を開けなくても、ノンホールピアスや、イヤーカフ、イヤークリップ、イヤーフック、、、たくさんの種類があって、お洋服と合わせるのも楽しいですね。
こちらでは、すでにピアスが大好き!これから穴を開けたい!という方に、歴史的・医学的・風水的な観点からも交えてお届けしたいと思います。
そもそもピアスとは和製英語、日本特有のジャパニーズイングリッシュ。ピアスを英語で直訳すると「穴を開ける」「突き刺す」「貫通させる」という意味になります。
日本で言うピアスを英語にすると、そのままイヤリング(earrings)とかピアッスドイヤリング(pierced earrings)という単語が使われています。
また日本語で言うイヤリング(穴を開けない)のことを英語ではクリップオンイヤリング(clip-on-earrings)なんかで表現されています。
ちなみに英語だとイヤリング(earring)ではなくイヤリングス(earrings)と複数系になっています。イヤリングは両耳(2個)に付けるから複数形なのでしょうか。日本人からすると単数形、複数形の表記は難しいです。
世の中にピアス派が増えた理由の1つは「ピアスの方が種類、デザインが豊富、低価格」にあることです。
そして種類とデザインが豊富にある原因はポストに掛かるコスト差にあるようで、
例えば、ピアスポストに比べイヤリングポストはバネ・ネジで留める機能が必要なため、デザインに制限があり複雑な構造な分だけ製造コストが割高です。
要するに、デザイン自由度が高く、コストの安いピアスポスト → メーカーがピアスを生産 → ピアスの種類が増える → みんながピアスを買う → よりコストが下がりピアス商品が増える、という循環が発生しているのです。
ピアスの始まりはとても古く、諸説あるのですが、古代のヨーロッパやエジプトが始まりでは、と言われています。
当時、ピアスは王族や貴族の間で付けられ魔除けの意味があり、耳から入ろうとする悪魔を撃退するのが目的だったと言われています。海外では、子供の頃に開けるとされていて、歴史上でも縁起が良いとされており、例えば富山県の高岡大仏には耳たぶに大きな穴が開いているのが確認できます。
実は、日本でも古墳時代にはすでに存在していたと言われていますが、海外との文化の違いでしょうか、次第に廃れていってしまい、明治時代で洋服が流行りだし、アクセサリーを身に付けるようになったと言われています。
そして、あの有名なお釈迦様にもピアスの穴が開いています。奈良や鎌倉の大仏の耳にも、ピアスの穴があります。
このピアスの穴は耳朶環(じだかん)といいまして、智恵や人々の声を聞く慈愛を表しているそうです。
そんなピアスですが、医学的・風水的にはあまり良くないそうです。
医学的には、なんとなくわかりますが、風水的に、とはどういった意味でしょうか。
耳は裕福さの象徴と言われています。“福耳”です。その耳に穴を開けることで、そこから金運が逃げるといいます。
できることならイヤリングにするべきでしょう。
そして、ピアスの穴は一度開けたら、開ける前と同じには戻れません。ピアスをしないと、いずれ穴は塞がりますが、穴の箇所が盛り上がり、しこりのような物ができることもあります。それは人相学的にもあまり良くはないのです。
ですがもう開けているという人は、ピアスの穴から運気を逃がさない方法があります。それは、ピアスを外しっ放しにしなければいいのです。(お風呂に入る時以外)肝心なのはピアスの穴をピアスで塞げばいいのです。そして、良いピアスを付ける事で逆に運気を上げることもできます。
耳以外にも、唇、鼻などにピアスの穴を開けている人もいますが、その場合も運気は下がります。人為的に体に穴を開けた穴は“風穴”と言われており、そこから運気が逃げていくと言われているんですね。
耳なら「金運」、唇なら「愛情運」という感じですね。運気を逃がさない為に、安物でなく金やプラチナ、天然石と言った物を選ぶというのも良いですね。
ピアスには古い歴史があったのですね。
個人の解釈ですが、、、金運も大事だけど、智恵や人々の声を聞く慈愛の精神は、もっと大事ですね。
顔の周りがパッと明るく、より女性らしくなる、種類も豊富なイヤーアクセサリーアイテム選びは、女性の特権です。