ボタニカルは「植物的な」という意味で、テキスタイル、雑貨、フェイクグリーン、アートなど植物モチーフの物なら何でも含まれます。もちろん、生きている植物も。2017年のインテリアトレンドでは植物を中心にコーディネートするボタニカルテイストが流行の兆しです。
ボタニカルインテリアの魅力
オシャレな方はもうピンと来て実践されている方も多いのではないでしょうか。ボタニカルインテリア。
ジャングルのように押し寄せてくる緑にしたり、存在感のある大きな植物だと、安心感がありますし、インテリアとしても見栄えします。それになんと言っても、やはり、お部屋に潤いを与えてくれるアイテムですね。
生きているグリーンをボタニカルインテリアにするって難しそうですが、「二次元っぽく」見せることがコツだそう。
自然素材で編んだ南国調の家具と合わせると、シルエットをはっきりさせながら、陽光が強い地域では陰影がぼやけ奥行きがはっきりしないので、二次元的な絵画の雰囲気に近づきます。
南国ホテルのサンルーム風に、たくさんのトロピカルなグリーンと自然素材のソファの組み合わせは、サンルームにまくべんなく光が当たってコントラストがぼやけ、まるで印象派の絵画のようになります。
また、フレンチシックなソファと合わせることでも、南国リゾートホテルっぽくなり、南国特有の鼓型テーブルなどをプラスすることで、南国の匂いが香りたち、全体が明るく白っぽく、まるで水彩画のように。
硬い材質が特徴のアジアンインテリアと合わせると、輪郭ははっきりしているのに影がぼやけて奥行きがはっきりせず、二次元的なコーデに見えやすくなります。まるで水彩画のような味わいです。また、アジアンインテリアは、カラフルな色彩を持つものもあります。たくさんのグリーンがあっても、形がカチッと決まっているので、ここでは生きた植物と言うより置物のように。まさに「ボタニカルなインテリア」の味わいです。
このように、作り物めいた、あるいは二次元の感じを作ることで、「ボタニカル・インテリア」に見せることができます。生きた物を家具のように見せるというのは難しそうですが、グリーンをより生活の身近に感じ、オリジナルの絵画的美しさを工夫する楽しさのあるアートのようなインテリア、非常に魅力的です!!!
インテリアに人気の植物
- ウンベラータ
- 可愛らしいハートの形をした葉っぱがとってもキュートな観葉植物です。
枝も太いですし、葉っぱも安定感のある大きさなので、お部屋のインテリアの主役になれる存在です。
リビングの主役や窓辺のガード、カフェ風の雰囲気にもぴったりです。
- オーガスタ
- あたたかい場所に生息しているオーガスタは、その大きな葉がから存在感抜群のインテリアグリーンです。大きめのオーガスタをお部屋に飾ればアクセントに、小さめのオーガスタを飾ればワンポイント的な存在としてお部屋をオシャレに魅せてくれます。
- パキラ
- 枯れにくく100円ショップなどで簡単に手に入れることができるパキラは、高い人気を誇る観葉植物です。
小さな木のような見た目をしているパキラは成長がはやく、どんどん葉を増やし伸びていきます。
傘のように広げた葉っぱの姿がかわいいですね。
- クワズイモ
- クワズイモは、その名のとおり芋の葉っぱの形をしています。丈夫なので育てやすいことが特徴で、存在感のある葉っぱの持ち主なので、お部屋の主役にもなりうる鉢植えです。パキラと同じく長い時間をかけて大きくなるので、インテリアとして育てていく楽しみがあります。別名「出世芋」とも呼ばれている縁起の良い鉢植えです。
- サンスベリア
- サンスベリアは、葉っぱからマイナスイオンを放出することで有名な植物です。部屋を快適にしてくれる上に、大きくなると小さい株がどんどん出てきて、これもまた大きくなるので、育てる楽しみがあります。何と水やり以外は、ほとんどかまわなくても成長するという育てやすい鉢植えなので、安心して可愛がれます。
- モンステラ
- 葉っぱの切れ込みの美しさが変わらず大人気のモンステラです。こちらもたいへん丈夫で育てやすいので、オススメです。大きくなるとさらに葉っぱの切れ込みが深くなるので、その変化も見どころです。生きたインテリアとして飽きのこない楽しめる植物です。男前インテリアにもこの大胆な切れ込みが特徴の、大きな葉っぱがすばらしく調和し、モンステラの濃い緑の葉っぱで、お部屋をぐっと引き締めることができます。
- コンシンネ
- コンシンネの特徴は、何といってもツンツンと鋭いスタイリッシュな葉っぱです。コンシンネも時間をかけて成長するので、葉が伸びていくようすが楽しめる鉢植えです。また、「へにょろん」と伸びた何とも言えない楽しい樹形で、おしゃれなオブジェのような雰囲気をお部屋に与えてくれることができます。
- アルテシマ
- アルテシマは、ゴムの木の仲間です。葉っぱは厚くて大きく、存在感があり、またこれも時間をかけて成長するので、インテリアとして長く楽しめる鉢植えです。芽の出る力が強く、葉をすべて切り落としてあげると新芽がバンバン出てきて、きれいな樹形が復活するという、とても頼もしい植物なのです。くねっとした樹形と肉厚な葉が、カフェ風男前インテリアにもぴったりです。
- ハートカズラ
- 女性に人気の観葉植物「ハートカズラ」はハート型をしている小さい葉をたくさんつけるツル性の植物です。ハートカズラとはガガイモ科の観葉植物です。強い日差しを好み、水のやり過ぎを嫌う植物で、上手に育てれば2m以上にもなるそう。
吊るしたり、巻きつけたり、カップから覗かせたり、色々なアレンジが楽しめます。
- ポトス
- ポトスはお手入れ簡単でゴージャスに見えるとてもポピュラーな観葉植物です。比較的育てやすい観葉植物で、明るく活き活きとしたグリーンがインテリアとしても魅力的です。「永遠の富」「華やかな明るさ」という花言葉を持ち、風水的にも金運UPのインテリアと言われています。10種類ほどの品種があり、葉っぱの色味や斑(ふ)の入り方に違いがあります。
壁に這わせたり、支柱を使って縦長に育てたり、溢れるように垂らしたり、他のグリーンと合わせてみても楽しいです。
ハイドロカルチャーで緑を育てよう
そんなおしゃれなインテリアに欠かせない観葉植物。でもお手入れや衛生面が心配でなかなか手が出ないという方は、「ハイドロカルチャー」でグリーンを育ててみてはいかがでしょうか。材料も簡単に揃えることができますので、ぜひお部屋に取り入れてみてください、
「ハイドロ」とはギリシャ語で「水」を意味し、土を使わずに植物を育てる水耕栽培のことを「ハイドロカルチャー」と言います。土の代わりに、ハイドロコーンという丸い発泡煉石を使用して育てます。植物の根から出る酸を吸収する働きがあり、水栽培よりも多くの植物を育てることができます。
【メリット】
- 臭いが無く、室内でも清潔に育てることができる
- インテリア性が高い
- 専門知識が無くても育てやすい
- 虫がわく心配が無い
- 土での栽培に比べ、水やりの回数が少ない
土を使わずにグリーンを楽しめるハイドロカルチャーは、器の底に穴が必要無いので、好きな入れ物を使って飾れるところも良いですね。
まとめ
ボタニカルインテリアに関するグッズはたくさん売っていますね。
お部屋にひとつグリーンがあるだけで、潤いが全然違います。
フェイクグリーンでも充分な存在感のある、ボタニカルインテリア。
お部屋の空間にリズムを生み出す、まるでアートです。
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