紫外線が強い季節になってきましたね。お肌にあたる日差しが怖い!!とお思いの方も多いでしょう。
見た目はそう見えなくても、肌年齢は老化加速中、ざらつき、毛穴の開き、日焼けによる皮剥け、くすみなどなどターンオーバーの乱れを改善するのに活躍してくれるのが、ピーリングです。
今回はそのピーリングについて、一緒に覗いてみましょう。
皆様もご存知のように、ピーリングは、”肌が本来持っている力にいろいろと手をかけてあげてしみやニキビ、夏の紫外線などで傷んだ肌を元の状態に戻してあげる”効果で、古い角質を脱皮させるという意味ですね。
加齢が進む私たち人間ですが、実際、『肌を剥がすイメージがあるので怖い…』と言われる方もいらっしゃいます。
確かに肌の皮を剥がすイメージではありますが、そもそもピーリングとは肌を無理やり剥がすものではないということです。
ピーリングは、肌の接着作用を緩めることによって今まで付いていた、本来すでに入れ替わって良いとされる肌が自然と剥がれ落ちてくれるというものです。簡単に言うと、新しい皮膚に覆いかぶさっている古い皮膚だけを取り除いて新しいものだけを残し、古いものだけを取り除くというイメージですね。
元々は美容医療としてクリニックで行われるのが一般的でしたが、最近ではピーリング効果のある成分を配合した洗顔料やゴマージュなどが他方から発売されており、誰でも気軽に自宅で簡単なピーリングが出来る時代となっています。
ピーリングの種類は主に以下の3つ。
その中でも、自宅で気軽にできる①のケミカルピーリングは、主にアルファヒドロキシ酸の略のAHA・ベータヒドロキシ酸の略のBHAがあります。どれも古い角質を取り除くものになりますが、種類によって効果や強さが異なるため、自分のお肌に合ったものを選ばれるといいでしょう。
そして、主な成分は、
【AHA】
【BHA】
このように日常に取り入れやすい初心者にはマイルドタイプのAHAがおすすめです。慣れている方もいつもとは違った種類に挑戦してみるのもまた違った効果を実感できるでしょう。
初めは週に1回程度、短い時間から開始し、ターンオーバーを正常の28日周期に戻してあげましょう。続けることで肌の変化を感じていくことがポイントです。
一番気になるのがピーリングの効果。
正常な肌の方はターンオーバーといわれる肌が入れ替わる時期が28日周期とされています。
しかし、そうでない肌トラブルがある方はそれが40日周期…それ以上かかるとも言われています。
このような状態を放置していると、肌に古い角質が溜まり、肌が固くなったりそれが肌のくすみを起こしたり、皮膚表面がザラザラするようになったり、毛穴の開きが目立ってきたりと、肌にとっては本当に悪影響でしかありません。
ピーリングをすることで正常な肌周期になり、ざらつき、毛穴の開きなどといった肌トラブル知らずになることで肌が若返ると言われているほか、固くなった皮膚に溝ができて起こるシワの予防やくすみ改善などの効果から、見た目年齢も若々しくなるという効果も期待できそうです。
ケミカルピーリングは、化学薬品で強制的に角質をはがすため、肌に対して若干の負担がかかります。
そのため、肌が弱い方は赤みを帯びたり、腫れたりする可能性があります。
そうでない方でも、施術後は肌が非常にデリケートな状態になり、乾燥や紫外線などの外的刺激に対する抵抗力が弱くなります。
突然むき出しになった新しい肌は、とても繊細で乾燥しやすい状態です。怪我などで皮がめくれたときのことを思い出してみると、容易に想像がつきますね。もちろんピーリング後は新陳代謝がアップしてキレイな肌になりますが、ピーリング成分はタンパク質を破壊する性質があるものばかりで肌を溶かすわけですから刺激が大きいのは確かです。
最近では、あまりの手軽さから、ピーリングの危険性をあまり考えずに過剰なケアを行ってしまう人たちが増えているようです。
なので、たまに使って、溜まった角質やくすみを落とすくらいならさほど問題ありませんが、週に何回もとか、まして毎日使用しようものなら、落とすべきでない正常な角質まで過剰に削ることとなり、これが長期間続けば元々健康だった肌が薄くなって異常に敏感になってしまうこともありえます。
自宅で簡単にできるピーリングにも、いろんなメリット・デメリットがありました。
お化粧品はなんでもそうですが、軽い謳い文句に流されず、お肌の弱い方は、特に注意して使用する必要があります。
水分を失ってしまった肌は、干からびた枯れ葉状態!?でもちょっとまって、すぐに手軽なものに手をだすのではなく、大人のピーリングを心がけると良いですね♪